エボラ出血熱の対応を通知(厚生労働省)-日本歯科新聞
皆さんこんにちは!「もがき歯科医院」です。皆さんもテレビや新聞の報道でご存知だと思いますが、西アフリカの3カ国(ギニア、シエラレオネ、リベリア)でエボラ出血熱が猛威を振るっています。(写真はギガジンより)
日本での感染報告はまだありませんが、日本歯科新聞によると厚生労働省では「日本国内でエボラ出血熱に感染疑いが発生した際の標準的な対応方法」をまとめた事務連絡票を8月7日付けで都道府県や保健所設置市などに送付したとのことです。
エボラ出血熱の特徴
(1)エボラウイルスが原因ウイルス
(2)ウイルス感染後2~21日の潜伏期間を経る。
(3)突然の発熱や頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛などの症状が出る。
(4)(5)の症状の後嘔吐下痢胸部痛が出現し、進行すると口腔粘膜、歯肉、消化管、皮膚等から出血を起こす。
(6)69~90%以上の致死率。
(7)患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などの飛沫が感染源で感染力は強いものの基本的に空気感染はしない。
エボラ出血熱の名前の由来は、初めてエボラウイルスに感染した男性の出身地がザイール(現コンゴ民主共和国)にあるエボラ川の近くだったため、ここから感染症の名前が「エボラ出血熱」と名付けられたみたいです。(写真はギガジンより)
下の写真の左下に「ZEBOV」とありますが、これは1976年に初めて発見されたエボラウイルスのザイールエボラウイルス(ZEBOV)だそうです。(写真はギガジンより)
エボラウイルスは患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などに接触することにより感染するので、治療に当たる医療従事者側も注意を払い、医療器具の滅菌、消毒なども十分に行う必要が出てきます。もがき歯科医院